本ブログでは初心者向けに、「デスクトップ仮想化アプリ」VMware Workstation ProをWindows11にインストールする方法を詳細に紹介します。
2024年11月、VMware(Broadcom傘下)はWorkstation ProとFusion Proの完全無償化を発表しました。これは大変意義のある事ですが、サポートポータルでの、インストーラーのダウンロード方法の説明が「非常に」分かり難くかった為、ここにダウンロード手順とインストール方法を詳細に紹介します。
VMware Workstation Pro インストール環境
- PC
- Mainboard:Asrock Z370 Pro4
- メモリ :16GB
- CPU :i Core i7 8700
- OS
- エディション:Windows 11 Pro
- バージョン :24H2
- OSビルド :26100.4770
VMware Workstation Pro インストーラーのダウンロード
Broadcom サポートポータル アカウントの作成
先ず、サポートポータルのアカウントを持っていない場合は、アカウントを取得する必要があります。
下記のリンク先ポータルページを開いて右上の「登録する」ボタンからアカウントを取得します。

アカウントを持っていない場合、下記のような画面が表示されるかも知れませんが、「Close」ボタンをクリックして進んで下さい。

電子メールアドレス/verify コードを入力して「次へ」ボタンをクリック

入力したメールアドレスに、認証コードが送信されるので、その「認証コード」を入力して「続行」ボタンをクリック

ここで、氏名/国/パスワードを指定します。

下記の「登録が完了しました」の画面が表示されれば、アカウントの作成は成功です。
下部のプロフィールの作成は、ご自分の都合に合わせて入力してください。

Broadcom サポートポータル へのログイン
アカウントを作成したら、Broadcom サポートポータル へのログインします。
ログインするには、アカウントの作成同様「Broadcom サポートポータル」を開き、「ログイン」ボタンをクリックします。

「ユーザー名」にメールアドレスを入力して「次へ」をクリック

パスワードを入力して「サインイン」ボタンをクリック

画面右側上部に自分のユーザー名称が表示されていれば、ログイン成功です。

VMware Workstation Pro インストーラーの検索
メニューの①、②「VMwareクラウドファンデーション」をクリックして、「マイダッシュ」を表示します。

マイダッシュボードが開いたら、左側再度メニューの「私のダウンロード」を選択します。

無料ソフトウェアのダウンロードはこちらからの「こちらから」をクリック

表示された画面を下にスクロールしていくと右下に目的に「VMwareワークステーションプロ」が現れるので、クリックします。

Windows版とLinux版が現れるので、Windows版をクリックします。

最新版が17.6.4、次が17.6.3 。それぞれRelease Level info が表示されていないが、Copilotによると、Release 17.6.4 が、526672、Release 17.6.3 が、524543。
実質的なLong-Term Supportは、17.6.4 で、今回は17.6.4 をダウンロードします。
リリース日は2025年7月15日。Broadcomによる公式な「LST」表記はないが、現時点での最新安定版かつセキュリティ修正を含むバージョンとして、実質的なLST扱いと見なされています。
17.6.4 をクリックします。

下図の「利用規約に同意します」がチェックできない場合は、チェックボックス右の「利用規約」をクリックして「エンドユーザー契約(日本語)」PDFをダウンロードし、最後までスクロールして確認します。

利用規約

「利用規約に同意します」がチェックできたら、ダウンロードアイコンをクリックします。

「はい」をクリック。

情報を入力し、「同意」をして「提出」をクリック。

再度ダウンロード画面に戻るので、「ダウンロード」をクリックする。これでインストーラーがダウンロードされます。

ダウンロードしたインストーラー。

VMware Workstastatio Pro インストール
ダウンロードした「インストーラー」を実行してインストールします。
「次へ」をクリック

「使用許諾契約書」に同意して、「次へ」をクリック

「システムパスへの追加」をチェックして、「次へ」をクリック

「起動時に製品の更新を確認する」チェックを入れて、「次へ」をクリック

「ショートカット作成」にチェックを入れて、「次へ」をクリック

「インストール」をクリック

インストール中

「完了を」クリック

VMware Workstation Pro の起動
メニュー画面から起動

正常に起動できました

まとめ
今回は、インストーラーのダウンロードからインストールまでを紹介しましたが、元々VMwareについては非営利目的ならば無償で使用できる、VMwaer Workstation Playerがありました。何故、Proまで無償化したのでしょうか?
それは、Broadcom による VMware の買収(2023年)が大きな転機です。Broadcomは一般ユーザー向け製品の有料提供を終了し、法人向けに経営資源を集中しました。その方針のもと、Workstation Pro や Fusion Pro の無償化となった訳ですが、以下のように利点と欠点がはっきりとしました。
- 利点
- 高機能な仮想化環境を誰でも無料で使えるようになった
- 教育・検証・開発用途に最適化された
- 欠点
- Broadcom による公式サポートは終了
- トラブル時はユーザー自身で解決する必要あり。
- 今後の製品ライフサイクルが不透明。
上記の「利点」「欠点」をどう捉えるかは人それぞれでしょうが、「利点」を大きく活用し、知識の幅をこれからも広げていきましょう。